先に押さえる3原則
- 購入前に「直す前提の現地確認」をする(見えない劣化・法規・配管を想定)
- 見積は「本体+追加の幅」で見る(解体後に増えるポイントを先に織り込む)
- 段取りは「購入前→契約→着工前→工事中」で分けて管理する(同時進行は事故の元)
※中古住宅リフォームは「現地の状態」で費用・工期が変動します。写真や図面だけでは判断できないため、必ず現地確認を前提に進めましょう。
よくある失敗事例12選(原因→回避策)
失敗1:買ってから雨漏り・カビが発覚
原因:内見時は「見た目がきれい」でも、屋根・外壁の取り合い、窓まわり、天井裏の染みなどを確認していない。
- 回避策:天井点検口・小屋裏・床下の確認、過去の補修跡(シーリングの継ぎ足し等)をチェック
- 一言:「表面がきれい=安心」ではありません
失敗2:解体したら土台・下地が腐って追加費用
原因:水まわり(浴室・トイレ・洗面)の床下や壁内は、解体して初めて分かる劣化が多い。
- 回避策:見積時点で「下地補修の想定幅(最低〜上限)」を確認し、予備費を確保
- 一言:中古は“追加が出る場所”を先に押さえると安心
失敗3:配管が古くて水漏れ→結局やり替え
原因:設備だけ新しくしても、給水・給湯・排水が劣化していればトラブルが起きる。
- 回避策:「設備交換+配管の状態確認」をセットで考える(床下点検・漏水履歴の確認)
- 一言:“見えないところ”ほど後から高くつきます
失敗4:間取り変更できると思ったら構造上ムリ
原因:柱・耐力壁・梁、配管経路の都合で「抜けない壁」「動かせない水まわり」がある。
- 回避策:「できる/できない」を先に判定→代替案(建具・収納・導線改善)で満足度を上げる
- 一言:“理想100点”より“住みやすさ80点を確実に”が成功しやすい
失敗5:断熱・結露対策を後回しにして後悔
原因:見た目(キッチン・お風呂)優先で、窓・床下・天井の寒さ対策を後回しにしがち。
- 回避策:内窓・玄関まわり・床下の冷気対策など“体感が変わる順”で優先度を決める
- 一言:住み始めてからの満足度に直結します
失敗6:見積の“範囲”が違って揉める
原因:「どこまで含むか」が曖昧(養生、解体処分、下地補修、補修塗装、清掃など)。
- 回避策:見積書は“項目の抜け”を確認(含む/含まない)を一緒に整理
- 一言:価格比較は“同条件”にそろえてから
失敗7:ローン(購入+工事)の組み方で詰む
原因:購入資金とリフォーム費用を別々に考え、支払いタイミングや審査の順番でズレが出る。
- 回避策:「契約前に概算」「契約後に詳細」「着工前に最終」…と段階で金額精度を上げる
- 一言:“お金の段取り”は工事と同じくらい重要
失敗8:住みながら工事で生活が回らない
原因:水まわり停止、騒音、養生、動線変更を甘く見てしまう。
- 回避策:「止まる日」「使える日」「代替手段」を工程表で確認(特にトイレ・浴室)
- 一言:住みながらは“工事を小分け”が成功しやすい
失敗9:外構・駐車場・動線を忘れて不便
原因:室内の優先順位が高く、玄関アプローチ・駐車・物置・雨仕舞いを後回しにしがち。
- 回避策:雨の日の動き(傘・荷物・子ども)を想像して改善点を先に決める
- 一言:生活ストレスは“外”で起きることも多いです
失敗10:安さだけで業者を選び、手戻り
原因:現地確認が浅い/提案がない/説明が少ないまま契約してしまう。
- 回避策:「現地で何を見たか」「リスクをどう説明したか」「追加の想定」を聞く
- 一言:中古は“調査力と説明力”が結果を分けます
失敗11:工期が延びて引っ越しがズレる
原因:資材手配、追加工事、天候、乾燥時間など“延びる要素”を想定していない。
- 回避策:引っ越し日から逆算せず、バッファ(余裕日)を確保して工程を組む
- 一言:中古は“想定外が起きても回る計画”が正解
失敗12:完成後「ここも…」が止まらず予算超過
原因:優先順位が曖昧なまま工事が進み、追加の追加で膨らむ(収納・照明・コンセント等)。
- 回避策:「絶対やる」「できれば」「今回はやらない」を先に3分類
- 一言:迷いが減ると、満足度は上がります
購入前に確認したいチェック表(最低限)
| 見る場所 | チェックポイント | 怪しいサイン | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 屋根・外壁 | 取り合い、ひび、反り、補修跡 | 塗りムラ、コーキングの継ぎ足し | 雨漏りは“入り口探し”が重要 |
| 室内天井・壁 | 染み、ふくらみ、クロスの浮き | 角の黒ずみ、押すと柔らかい | 湿気・結露の蓄積も要注意 |
| 床 | 沈み、きしみ、段差 | フワフワ、床鳴りが広範囲 | 下地補修の可能性を想定 |
| 水まわり | 床下点検、配管、換気状況 | 臭い、カビ、床の黒ずみ | 設備だけ交換で済まない場合あり |
| 窓・断熱 | 結露、隙間風、建付け | カビ、サッシ周りの腐食 | 体感改善は窓が効きやすい |
ポイント:「怪しいサイン=即NG」ではなく、直し方と費用感を把握して判断できると失敗が減ります。
失敗しない進め方(購入前→完工まで)
- 購入前(内見〜検討):不安点をメモ→「直す前提」で現地確認(雨漏り・床下・配管・断熱)
- 購入の意思決定:優先順位を3分類(絶対/できれば/今回は見送り)
- 契約後(着工前):詳細見積+仕様決定(範囲・追加の条件・工程表)
- 工事中:追加が出たら“理由と選択肢”を説明→その場で決めない(優先順位に照らして判断)
- 完工:使い方・お手入れ・点検ポイントを確認(後から困る“使いにくさ”を潰す)
コツ:中古は「情報の精度が上がる順番」があります。最初から完璧な見積を求めず、段階で精度を上げるのが現実的です。
業者選びで聞くべき質問(これで見抜けます)
質問リスト(おすすめ)
- 現地でどこを見て、何を懸念点として挙げましたか?
- 追加が出やすいのはどの工程で、どんな条件ですか?
- 見積の中で含む/含まないはどこですか?
- 工期が延びる可能性は何が原因で、どう備えますか?
- 完工後の点検や不具合の連絡はどうなりますか?
“いい業者”のサイン
- リスクを先に言う(不安をあおるのではなく、現実的な選択肢を出す)
- 範囲が明確(どこまで含むかを整理して説明できる)
- 代替案がある(できない時に“別の正解”を提案できる)
- 段取りが具体的(工程表・生活影響・注意点まで話せる)
よくある質問(Q&A)
- Q1. 中古住宅リフォームは、最初から正確な見積は出せますか?
- A. 解体しないと分からない部分があるため、最初から“完全に正確”は難しいです。失敗を減らすには、追加が出やすい箇所(下地・配管・雨漏り・断熱)を先に想定し、予備費を含めて計画するのが現実的です。
- Q2. 購入前に、最低限どこを見ればいいですか?
- A. 屋根・外壁の取り合い、室内の染み、床の沈み、水まわりの臭い・カビ、窓の結露・建付けは最低限です。可能なら点検口(天井裏・床下)の確認ができると安心です。
- Q3. 住みながら工事はできますか?
- A. 可能ですが、水まわり停止や騒音、養生で生活が大きく変わります。トイレ・浴室など「止まる日」を工程表で確認し、工事を小分けする方が負担が少ないです。
- Q4. どの工事を優先すべきですか?
- A. 原則は「家を守る(雨漏り・外装)」「安全(配管・腐食)」「体感(断熱)」「見た目(内装)」の順がおすすめです。予算内で満足度を最大化しやすくなります。
中古住宅|内見チェックリスト(印刷用)
内見日:____年__月__日 天気:_______
築年数:____年 構造:______(木造/鉄骨 等)
気になる点(最優先3つ):______________
- 外壁のヒビ・コーキング
- 天井のシミ、壁の膨れ
- 床の沈み(歩いた動画)
- 洗面・トイレの床まわり
- 分電盤/給湯器銘板
余白:標準/倍率:90〜100% 推奨
| カテゴリ | チェック項目 | 判定 | メモ |
|---|---|---|---|
| 外回り | 外壁:ヒビ/浮き/剥がれ/補修跡(色ムラ) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 外回り | コーキング:ひび割れ/痩せ/切れ/継ぎ足し感 | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 外回り | 雨どい:割れ/たわみ/外れ/水が溜まる跡 | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 屋根 | 棟・板金:浮き/めくれ/釘抜けの跡 | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 屋根 | 瓦・屋根材:割れ/欠け/ズレ/コケ・藻の偏り | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 室内 | 天井:シミ/クロスの浮き/波打ち(雨漏りサイン) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 室内 | 壁:黒ずみ/カビ臭/角のふくらみ(湿気サイン) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 床 | 沈み/フワフワ/きしみ(広範囲か、部分か) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 床 | 床鳴りの位置(家具の重み/下地の可能性) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 窓・断熱 | 結露跡/カビ/サッシ周りの腐食・シミ | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 窓・断熱 | 隙間風(窓/玄関)・建付け(開閉の重さ) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 水まわり | 浴室:床の柔らかさ/壁目地の黒ずみ/換気状況 | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 水まわり | 洗面:床まわりのシミ/収納内のカビ臭/配管跡 | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 水まわり | トイレ:床の変色/におい/便器まわりの跡 | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 水まわり | キッチン:シンク下の臭い/水漏れ跡/床の沈み | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 設備 | 給湯器:年式・号数・設置状況(銘板を撮影) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 設備 | 分電盤:容量・回路数(増設の余地) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 設備 | コンセント:位置/数(生活動線で足りるか) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 換気 | におい:カビ臭/排水臭(収納内・床下の気配) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 外構 | 駐車:出し入れ/雨の日の動線/段差・水たまり | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 履歴 | 過去の修繕履歴/設備交換歴(分かる範囲で) | □OK □要確認 □NG | ________________ |
| 総合 | 「絶対に直す」箇所/「できれば直す」箇所/「今回は見送り」を3分類できたか | □OK □要確認 □NG | ________________ |
メモ(自由記入)
___________________________________________________
___________________________________________________
※「要確認」が多い場合は、購入前に“直し方と費用の幅”を把握してから判断すると安心です。
リフォームをご検討中の方へ
「中古を買って直す」ほど、現地での確認ポイントや段取りで結果が変わります。
まずは不安点を整理して、優先順位から一緒に組み立てていきましょう。
※現地確認のうえ、必要な範囲と優先順位を整理してご提案します。
家の修理やさん。(イープラス)
地域密着・自社施工|屋根・外壁・水回り・内装・エクステリア
株式会社イープラス|TEL:028-612-7259(代表)/運営サイト:
ie-shuri.com












