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2025.12.04

冬の住まいの困りごと対策|断熱・結露・ヒートショックをまとめて解決

冬の住まいでよくあるお困りごとと、リフォームでできること

冬になると、「家のどこかが寒い」「結露がひどい」「お風呂に入るのがつらい」など、住まいのお悩みが一気に表に出てきます。ここでは、冬×住まいの代表的な困りごとと、それに対してリフォームでできる対策をまとめてご紹介します。

施工前(玄関から冷気が入ってくる)
施工前(玄関から冷気が入ってくる)
施工後(断熱効果のあるドアを付けて暖かく)
施工後(断熱効果のあるドアを付けて暖かく)

② 窓の結露・カビのお悩み

施工前(窓ガラスの結露)
施工前(窓ガラスの結露)
施工後(内窓+断熱サッシで結露軽減)
施工後(内窓+断熱サッシで結露軽減)

③ 光熱費・暖房費がかさむ

施工前(古いエアコンと断熱不足)
施工前(古いエアコン)
施工後(省エネ設備+断熱で効率アップ)
施工後(省エネ設備)

④ 冷たい浴室・脱衣所とヒートショック対策

施工前(タイル貼りでひんやりした浴室)
施工前(タイル貼りでひんやりした浴室)
施工後(ユニットバス+浴室暖房であたたかく)
施工後(ユニットバス+浴室暖房であたたかく)

⑤ 床の冷たさ・すきま風

施工前(底冷えするフローリング)
施工前(底冷えする部屋の床下)
施工後(床断熱+張り替えで足元あったか)
施工後(床断熱)

1.「とにかく家の中が寒い!」というお悩み

一番多いのが、「暖房をつけてもなかなか部屋が暖まらない」「廊下やトイレが寒すぎる」といったお悩みです。原因の多くは「断熱」と「気密」の不足です。

  • 窓がシングルガラスで、冷気がじわじわ入ってくる
  • 壁・天井・床の断熱材が古い、もしくは入っていない
  • 玄関ドアや勝手口からすきま風が入ってくる

リフォームでできること例

  • 内窓(二重窓)を付けて、窓からの冷気を大幅カット
  • 玄関ドア・勝手口ドアを断熱タイプに交換
  • 床の張り替えと同時に、床下に断熱材を入れて底冷え対策

「家全体の断熱リフォーム」は大掛かりですが、窓や玄関など“冷えの入り口”から優先的に手を付けるだけでも、体感温度はかなり変わります。

2.窓の結露・カビ問題

冬の朝、カーテンを開けると窓がびっしり結露。窓枠やクロスにカビが…。これも冬特有の代表的な困りごとです。

  • 結露を拭いても追いつかない
  • サッシのゴムパッキンが黒ずんできた
  • 北側の部屋のクロスにカビが出てきた

リフォームでできること例

  • 内窓の取り付け(ガラス面が冷えにくくなり、結露を大幅に軽減)
  • 断熱サッシへの交換
  • 防カビ性の高いクロスへの張り替え
  • 窓まわりの傷んだ木枠の交換・塗装

「結露=窓だけの問題」ではなく、放置するとカビ・ダニの原因になり、健康面にも影響します。早めの対策がおすすめです。

3.光熱費がかさむ・暖房費が高い

暖房を強めるほど、気になるのが光熱費。「毎年、冬の電気代・ガス代の明細を見るのがこわい…」という声も多いです。

よくある原因

  • 断熱性能が低く、せっかく暖めた空気がすぐ逃げてしまう
  • 古いエアコンや石油ファンヒーターに頼っている
  • 浴室やキッチンの給湯器がかなり年季もの

リフォームでできること例

  • 断熱性アップ(窓・玄関・床の見直し)で「冷めにくい家」にする
  • 高効率エアコンや省エネ給湯器への交換
  • 浴室リフォーム時に断熱浴槽・高断熱フタを採用

「我慢して暖房を弱くする」よりも、「少ないエネルギーで暖かく保てる家」にしていく方が、身体にもお財布にもやさしい考え方です。

4.冷えた浴室・脱衣所とヒートショック

冬のリスクとして見過ごせないのが、ヒートショックです。暖かいリビングから、冷え切った浴室・脱衣所に移動すると、急激な温度差で身体に負担がかかります。

よくあるお悩み

  • 浴室のタイルが冷たくて、足を乗せるのがつらい
  • 脱衣所が寒くて、服を脱ぐのが嫌になる
  • 浴室の窓から冷気がスースー入ってくる

リフォームでできること例

  • 在来浴室からユニットバスへリフォーム(浴室全体の断熱性能アップ)
  • 浴室暖房乾燥機の設置
  • 脱衣所にコンパクトな暖房機を設置できるよう電源工事
  • 浴室窓を、小さめの高断熱サッシ+内窓に変更

高齢のご家族がいるお宅では、優先度の高いリフォームと言えます。

5.床の冷たさ・すきま風

「暖房をつけているのに足元だけスースーする」「床がひんやりして辛い」というお悩みも冬ならではです。

考えられる原因

  • 床下からの冷気が上がってきている
  • 床材が古く、下地も傷んでいる
  • 玄関や勝手口まわりにすきま風がある

リフォームでできること例

  • 床の張り替え+床下断熱材の追加
  • 玄関ドアまわりの気密性アップ・ドア交換
  • 勝手口ドアを採風&断熱タイプに交換

毎日必ず触れる「足元」が少し暖かくなるだけで、体感の快適さはグッと変わります。

6.冬の住まいの困りごとは「組み合わせ」で考える

実際の現場では、

  • 「窓の結露」+「部屋の寒さ」
  • 「浴室の寒さ」+「給湯器の老朽化」
  • 「床の冷たさ」+「床のフワフワ・きしみ」

など、複数のお悩みがセットになっていることが多いです。

「どれから手を付けるべきか分からない…」という時は、

  1. 安全性に関わるもの(ヒートショック・転倒リスクなど)
  2. 住み心地に直結するもの(寒さ・結露・カビ)
  3. 将来の光熱費やメンテナンス費に影響するもの

という順番で優先度をつけていくと、計画が立てやすくなります。

7.冬は「困りごとが見える季節」=リフォームのタイミング

冬は、住まいの弱点が一番分かりやすい時期です。「ここが寒い」「ここに結露が出る」「ここが滑りやすい」など、実際に体感した不便さをメモしておくと、春以降のリフォーム計画が立てやすくなります。

  • 写真を撮っておく
  • 気になった場所を間取り図に書き込んでおく
  • どんな時に不便を感じたか、一言メモしておく

こういった情報があると、業者側も原因を絞り込みやすく、より的確な提案につながります。

8.まとめ

冬の住まいの困りごとは、

  • 寒さ(断熱・気密の不足)
  • 結露・カビ
  • 光熱費の悩み
  • 浴室・脱衣所の冷えとヒートショック
  • 床の冷たさ・すきま風

といった、いくつかのパターンに分けて考えることができます。

「古い家だから仕方ない」と我慢するのではなく、

  • できるところから少しずつ
  • 予算と優先度を整理しながら

改善していくことで、同じ冬でも住み心地は大きく変わります。

冬の間に「困りごとを見つけて整理する」。そして、春〜初夏の工事に向けて計画を立てる。そんな流れで、無理のないリフォーム計画を考えてみてはいかがでしょうか。

リフォームをご検討中の方へ

「うちの場合はいくらくらいかかる?」「どこから手を付けるべき?」など、気になる点があればお気軽にご相談ください。冬の困りごとを踏まえたご提案をいたします。

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